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STAFF BLOG2020.09.15 / コラム
アイランドキッチンとは?メリット・デメリットや施工事例など詳しく解説
こんにちは。
新潟で注文住宅・デザイン住宅を新築している「ディテールホーム」です。
今回は「アイランドキッチン」について、ご紹介させていただきます。
アイランドキッチンとは、「アイランド(島)」のように独立しているキッチンのことです。
開放的かつおしゃれなデザインであることから、高い人気を集めています。
この記事では、家の建築やリフォームを考えている人へ向けて、アイランドキッチンのメリットやデメリットについて解説します。
費用や注意点に関する解説もぜひ参考にしてください。
1.アイランドキッチンとは
2.アイランドキッチンのメリット
3.アイランドキッチンのデメリット
4.アイランドキッチンを快適に使用するためのヒント
5.アイランドキッチンが向く人とは?
6.注文住宅でアイランドキッチンを施工する費用
7.リフォームでアイランドキッチンを設置する日数や費用
8.アイランドキッチンの施工・リフォームにおける注意ポイント
9.アイランドキッチン|参考にしたい施工事例
10.まとめ
1.アイランドキッチンとは
シンクや調理台などを壁から離して設置するタイプのキッチンです。
壁から独立していて「アイランド(島)」のようにみえるため、この名称がつきました。
オープンキッチンや対面キッチンの1つに分類され、開放感があります。
ペニンシュラキッチンとの違い
ペニンシュラキッチンは、キッチンの片側だけが壁にくっついているキッチンです。
アイランドキッチンに似ていて開放感もありますが、費用はペニンシュラキッチンのほうが安めです。
2.アイランドキッチンのメリット
ここでは、アイランドキッチンのメリットについて紹介します。
さまざまな用途で使用できる
工夫次第で使い方を広げられるため、たとえば、キッチンスペースをダイニングテーブルのように使用することも可能です。なかには、アイランドキッチンに小さなカウンターを設けるケースもあります。また、収納スペースを追加するのもおすすめです。
数名で料理がしやすい
キッチンの周りのスペースが広く、前後左右すべての位置で作業ができます。
そのため、人数が多くても窮屈な思いをせず、同時に作業を進められます。
ダイニングへの導線が複数になるため、配膳や片付けもスムーズです。
空間に開放感を得られる
壁や仕切りがないため、視界が遮られることがありません。
キッチンとダイニングが一体になっているようにみえるため、キッチンだけでなく、部屋全体も広々としたイメージになります。
レイアウトの自由度が高い
壁にくっつけないため、キッチンの範囲内に自由に配置できます。
スペースに余裕さえあれば、どのような向きで置いても構いません。
希望や好みに応じたレイアウトができます。
スタイリッシュなデザインがかなう
周囲からキッチン全体がみえるため、すっきりとしたスタイリッシュな印象になります。
アイランドキッチンは特にデザイン性にこだわってつくられている場合が多いため、設置するだけでおしゃれな雰囲気を高められます。
コミュニケーションが取りやすい
ダイニングとの間に仕切りがないため、ダイニングやリビングにいる家族やお客様とコミュニケーションが取れます。
小さな子どもがいる場合、遊んでいる姿を見守りながらキッチンでの家事をこなすことも可能です。
3.アイランドキッチンのデメリット
ここでは、アイランドキッチンのデメリットについて紹介します。
広いスペースがないと設置できない
前後左右にスペースを設ける必要があるため、キッチンが広くないと設置できません。
家全体の広さによっては、アイランドキッチンを設置できないケースもあります。
こまめな掃除・整理整頓が必要
キッチンのほぼすべてが丸見えになります。
散らかっていたり汚れていたりするとリビングからすべてみえてしまいます。
アイランドキッチンを選んだら、こまめな掃除や整理整頓が特に必要です。
臭いが拡散しやすい
周囲に壁や仕切りがない分、キッチンで発生した臭いがすぐにダイニングやリビングに拡散します。
特にIHクッキングヒーターは上昇気流が弱いため、換気扇をしっかり回していてもガスコンロに比べて臭いが広がりやすいです。
他のキッチンより高価格
アイランドキッチンは他のキッチンよりも使用する部材が多いため、高価格になる傾向があります。
たとえば、前後左右の4面すべてに化粧パネルを設置する必要があります。
4.アイランドキッチンを快適に使用するためのヒント
ここでは、アイランドキッチンを快適に使用するためのヒントを紹介します。
換気システムを導入する
アイランドキッチンは臭いや煙が広がりやすいため、高性能な換気システムの導入がおすすめです。
大きくて強力な換気扇を設置し、上昇気流が弱くても空気をしっかり吸い上げられるようにしましょう。
臭いや汚れ防止用のパネルを設置する
アイランドキッチンは基本的に仕切りがありません。
油汚れが飛び散るのを防ぐためには、コンロ周りにパネルを設置するのがおすすめです。
パネルがあると油煙の広がりも防止できます。
5.アイランドキッチンが向く人とは?
ここでは、どのような人にアイランドキッチンが向くのか説明します。
解放感のあるスタイリッシュなキッチンを使いたい人
家のデザインにこだわりがあり、スタイリッシュなキッチンを目指したい人に向いています。
なるべく解放的な雰囲気にしたいと考えている人には、アイランドキッチンがぴったりです。
ホームパーティーや複数名での料理の機会が多い人
複数名でもスムーズに作業できるため、ホームパーティーをよくする人にもおすすめです。
料理の準備をしていても、会話に参加しながら料理ができます。
また、家族で協力して食事の準備をしたい人にも適しています。
収納や片付けに自信がある人
アイランドキッチンは全体が周囲からみえるため、収納や片付けが得意できれいな状態を保つ自信がある人に向いています。
余計な物を置かず、常にすっきりしたキッチンをイメージしている人に最適です。
家族とコミュニケーションを取りながら料理をしたい人
キッチンがダイニングやリビングと近くて一体感があるのも、アイランドキッチンの大きな魅力です。
そのため、料理をしていてもしっかり家族とのコミュニケーションが取れます。
常に家族の様子を感じていたい人におすすめです。
6.注文住宅でアイランドキッチンを施工する費用
ここでは、注文住宅でアイランドキッチンを施工する費用について説明します。
アイランドキッチンの本体価格目安
アイランドキッチンの本体価格の目安は、約120~180万円です。
あくまでも目安であるため、実際には異なる場合もあります。
アイランドキッチンの取り付け費用目安
キッチンの取り付けにかかる費用の目安は、約13~16万円です。
内訳は、キッチンそのものを取り付ける費用が約8~10万円、給排水管や電気を引くための費用が約5~6万円です。
なお、ガスコンロや換気扇(排気ダクト用)を使用するための工事には、追加で約30~50万円がかかります。
7.リフォームでアイランドキッチンを設置する日数や費用
ここでは、リフォームでアイランドキッチンを設置するのにかかる日数や費用について説明します。
リフォームにかかる日数の目安
キッチン全体のレイアウトを大きく変更する場合、リフォームを完了させるには2~3週間程度かかります。キッチンの設備そのものの交換にかかる日数の目安は2~3日です。
I型キッチンからのリフォーム費用目安
壁付けタイプのI型キッチンからアイランドキッチンへ変更する場合、リフォームを完了させるためにかかる日数は10日程度で、リフォーム費用の相場は、100~150万円前後となります。
ハイグレードを希望する場合は、200万円前後です。
ただし、具体的な内容によって費用は異なります。
ハイグレードの内容としては収納の追加をはじめ、食器洗浄機の設置やIHクッキングヒーターへの変更などさまざまです。
マンションでのリフォーム費用目安
マンションの場合、リフォームにかかる費用は200万程度、期間の目安は20日程度です。
リフォームにあたっては、スペースを広げる工事が必要なケースがあります。
なぜなら、アイランドキッチンを設置するには、マンションのもともとのキッチンスペースでは足りないことが多いからです。
8.アイランドキッチンの施工・リフォームにおける注意ポイント
ここでは、アイランドキッチンの施工やリフォームにおいて注意したいポイントについて説明します。
コンセントの配置場所
アイランドキッチンは壁から離れているため、コンセントの位置をあらかじめ確認しておきましょう。
電子レンジや電気ポッドなどのキッチン家電をどこに置くか、ある程度目途をつけてコンセントの数を増やしたり設置場所を決めたりする必要があります。
通路の幅
キッチンの周りの通路幅をどれくらい確保できるかチェックしておいてください。
通路の幅は最低でも80cmは必要です。
また、キッチンの導線として重要な「ワークトライアングル」についても考慮することをおすすめします。
ワークトライアングルとはコンロ、シンク、冷蔵庫の3カ所を結んでできる三角形のことで、これらの線が短いほど無駄な動きを減らせます。
油汚れ対策
開放的なアイランドキッチンは油汚れも広がりやすいため、きちんと対策をしましょう。
具体的には、コンロの前へ耐火ガラス製のパーテーションを設置すると効果的です。
ただし、開放的な見た目を損なわないためには、パーテーションの高さを必要最低限にすることも重要です。
9.アイランドキッチン|参考にしたい施工事例
ここでは、参考になるアイランドキッチンの施工事例を紹介します。
カリフォルニアテイストのアイランドキッチン
キッチンとダイニングテーブルがつながっており、広々とした空間を演出しています。
オーク材を活かしたナチュラルな雰囲気が魅力的です。
グレージュのコントラストの空間で映えるアイランドキッチン
キッチンが開放的になっているため、印象的な壁のタイルがしっかりとみえるデザインになっています。
さまざまな素材による質の高いデザインのアイランドキッチン
シックなキッチンをアイランドキッチンとして配置することにより、明るい雰囲気にまとめています。
そのほかのディテールホームの「キッチン」の建築実例はこちらをご覧ください。
10.まとめ
アイランドキッチンにすることで、おしゃれな雰囲気や作業しやすいキッチンを手に入れられます。
臭いが拡散しやすいなどのデメリットに関しては、設置する際にきちんと対策すれば快適に使用できます。
スタイリッシュなキッチンで家族とコミュニケーションを取りながら料理をしたい人には、アイランドキッチンがぴったりです。
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