スタッフブログ
STAFF BLOG2016.10.15 / 外山
職人の “技” を 日々の暮らしの中で 味わう! ~ 山中漆器 ~
こんにちは 県央支店の外山 です。
今回は 伝統の ” 技 ” を 現代の 暮らしの 中に活かし 愉しむ お話し。
7月の末に 完成見学会を 開催いたしました 三条市 笹岡 の お宅。
お引き渡しのあと 実際に 暮らしてみて お施主様に あらためて 気に入ったところを 伺ってみたところ
『 ダイニング テーブル の ライト の木目が とても素敵! 』 という ご意見を いただきました 。
山中ウスビキライト
この照明はあかりプランを進めていく中で、こちらからご提案させていただいた「山中ウスビキライト」である。
「山中ウスビキライト」とは、ケヤキやミズメ等の木材を透けるほどの薄さまで削る「薄挽き(うすびき)」という技法によって、内側のライトの光が外側まで透けて見え、ひとつひとつ異なる木目が温かみのある表情を映し出している。
400年以上続く漆器の産地である山中。今回はこの石川県加賀山中温泉の中で明治42年の創業より漆器の伝統を創造し続ける守田漆器株式会社さんを訪ねてみました。
製材
まず製材工程で厚木を輪切りにし、縦方向に木地の形をとる「堅木取り」が行われる。
木が自然の中で立っていた時と同じ縦の方向に木材を削ることで変形が少なく、より安定する。
輪切りにした板に出来上がりの大きさに応じて型どりをして、ざっくりとカットする。
荒挽き
木を生の状態で大まかな形に「荒挽き」をする。このあとの乾燥による木の縮みを考慮し、少し大きめに仕上げてある。
「荒挽き」した木地を山中独得の「輪積み」のカタチで積み上げ1~3ヶ月かけて自然乾燥させる。
薄挽き
薄挽(うすびき)は石川県加賀市山中温泉で400年以上に渡り発展してきた木工技の一つ。この薄挽技法を用いて、熟練の職人はこの光を透過する薄い木のランプシェードを作り出すことができる。
道具の鉋(カンナ)は、木地師が自ら鍛冶をしてつくったもの。独自の刃先に木地師一人ひとりの技へのこだわりが込められている。
加飾挽き
木地を挽く歳にその表面に刻みつける装飾的な加工を「加飾挽き」と言い、道具と加工方法に工夫を加えることで数十種類の模様を生み出すことができる。
表面には千本の筋に見える千筋模様が職人の手によって加えられ、木の素朴な温かみと木目の独得の美を引き立てる。
この熟練の職人技を日々の暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。山中ウスビキライトはマル・チョク・ドーム・ツボミ・ドレス・ベルなど、様々なカタチが揃っています。当社では守田漆器さんと直接取引きをさせていただいております。
守田漆器のホームページ
山中ウスビキライトの詳しい情報はこちら:
http://usubiki.urusi.jp/
お問い合わせ先
これから新しい住まいをご検討されている方も、今のお住まいにウスビキライトを合わせてみたい方も、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。
また当社では家づくりに関するガイドブックや弊社の建築事例集・DVDをセットにした資料を無料でご提供しております。
ご興味ございましたら、以下のバナーからお問い合わせください。