スタッフブログ
STAFF BLOG2019.04.22 / 内藤(雄)
2階リビングのメリット・デメリット
新元号「令和」が発表されてからというもの、何の因果か、妻の晩酌の量が増えてきている気がする県央支店 内藤です。
私の体験から、【2階リビングのメリット・デメリット】について
お話しようと思いますが、
その前に…。
はじめてこのブログに登場しますので、
簡単に私自身のことを紹介させていただきます!
お酒を飲むと話が止まらないかわいい妻と、
音楽好きな男の子3人の5人家族で、にぎやか過ぎる毎日を送っています。
1981年4月
新潟市西蒲区(旧巻町)に生まれ、現在も在住。
趣味は料理とキャンプ。
それと、ギターやピアノで弾き語りすることです。
昨年のクリスマス時期にさせていただいた県央支店謝恩会では、
夫婦で演奏をさせていただきました。
謝恩会の様子は→ こちら(古谷のブログ)
そんな私たち家族が住んでいるのは、2階リビングの家。
「2階リビングって実際どうなの?」
「歳取ったら住めないんじゃない?」
「住んだことがないからイメージがわかない。」
私自身の体験から、家づくりをご検討中の皆さんから寄せられる
声にお答えしてみようと思います。
【2階リビングのメリット・デメリット】
まずは、メリットから。
■外からの視線を気にせず生活できる
なんといっても、最大のメリットはこれだと思います!
「リビングに大きな窓をつけたけど、道路の通行人や、お隣からの視線が気になって、カーテンは日中も閉めっぱなしなのよね。」という残念なことを回避できるかもしれません。
我が家の目の前は、バス停があって学生が乗り降りしたりする、わりと通行の多い道に面していますが、日中はリビングのカーテンを開け放しています。
家の前を誰かが通っても、視線をまったく気にすることなく生活できます。
■日当たりが良く、明るいリビング
我が家は、北向きの土地で、採光の窓を取りたい東側も南側もお隣のお家が建っています。
1階リビングだと光を取りにくい条件の土地ですが、2階リビングにしたことでスッキリ解決!
「まぶしいっ!カーテン閉めて!」
晴れた日の朝は、子どもがいつも言います。
日当たりが良すぎる東面の窓は、夏場の日差しを遮るために濃い色のロールスクリーンにしておいて本当に良かった、と思います。
■冬は暖かい
暖房の暖かい空気は、上の方へ上の方へと行こうとします。
例えば、1階リビングの場合。
リビング階段や吹抜けがあったりすると、リビングが暖まるのに時間が掛かってしまいます。
対して、2階リビングの場合。
リビングと階段が仕切られていなくても、暖気が階段を下りていくことがないので、開放的な間取りにしても、生活空間が暖まりやすいんです。
もちろん、断熱やサッシの気密性能が良いことは必要条件となりますので、築ウン十年の古い家には該当しないかもしれませんが、これから新築で建てる場合、十分快適な生活空間になることと思います。
また、玄関を開けておいても、冬場の冷たい外の空気がリビングに吹き込んでくることはありません。
■高い天井を作りやすい
これは2階建ての場合に限りますが、リビングの上の階が存在しないので、天井高を上げて設計することがしやすい、ということがあります。
■構造が強くなる
必ずというわけではありませんが、
【2階リビング】ということは、1階に居室(寝室や子ども部屋など)があることが多く、部屋が多くなる分、壁が多くなる、という観点から、構造としても強くなる可能性がある、というお話です。
どうでしょうか?
「2階リビング、最高じゃないですか!」
「もう絶対2階リビングが良いです!」
と思った方、
ちょっと待ってください。
私が思う
【2階リビングのデメリットと、デメリットの改善方法】もお伝えしておきますね。
それでは、デメリットは何でしょう?
■荷物が多い時、大変。
はい、大変です。
それはそれは、大変です。
買い物をたくさんして帰ってきたときとか。
子どもがまだ小さくて、一人で歩けない、階段を登れない時期。
片手で子どもを抱っこしながら、やたら重い子どものおむつやら着替えやら飲み物の入ったバッグを持って、さらにスーパーで買い物もしてきた。そして、階段を何度も上り下りするのは面倒なので、一気に持って2階に掛け上がりたい!
そう思ったときは、リビングが果てしなく遠く感じます。
そんな時は、「これは筋トレだ」と思ってやるしかありませんでした。
≫改善策
・階段の角度を緩やかに設計する。
・階段の幅を広めに設計する。
・階段の上り口付近に、荷物を一時的に置いておけるスペースを設ける。
階段をこのように最初から設計することで、
荷物を持ちながら階段を上るときの負担は軽減されます。
※ちなみに、今では、子どもは一人で階段を上れるし、
子どもが荷物を持つのを手伝ってくれたりするので、
それほどの苦労を感じなくなりました。
■夏は、暑い
【冬は暖かい】 とメリットのところで言いましたが、
逆に夏は熱がこもりやすくなり、暑くなりがちです。
≫改善策
・風通しが良いように、窓を配置する。
・熱気を逃がせるよう、高い位置に開閉窓を設置する。
・断熱性能、サッシ性能を良くして冷房効率を高める。
・冷房の効きが良くなるよう、リビング空間と階段を仕切れるようにする。
・シーリングファンなどで空気を動かし、体感温度を下げる。
※我が家もシーリングファン(天井付扇風機)が、夏冬大活躍!
(ただし、天井が高いとお掃除が面倒です。
お手入れのしやすさも考慮した位置にすることをおススメします)
■外に出にくい
リビングから外に出るためには、毎回階段を下りなくてはいけません。
例えば、ちょっとゴミ捨て。
ちょっとお隣まで回覧板を置きに。
ちょっとポストの郵便物を確認。
いちいち階段を「下り上り」しなくてはなりません。
≫改善策
…ありません(笑)
外に用事がある場合、どうしても階段を下りなくてはいけないので、
物理的に難しいですね。
ただし、
例えば外で物干しをしたいとか、
外でタバコを吸いたいとか、
あるいは外でバーベキューをしたいとか、
とにかくリビングから外の空間に出たい、ということであれば
解決策はあります!
≫解決策
・リビングから出られるバルコニーを設計する。
※我が家のバルコニーにて撮影
これです!
こうすることで、外の空間に出ることはできますし、
さらに、外に視線が広がるため、リビングが開放的に見える効果もあります。
これはおススメです。
我が家もリビングから出られるバルコニーがありますが、
道路からは見えないので、プライベートな外空間として、
物干ししたり、夕涼みしたり、
プランターガーデニングを楽しんだりと、お気に入り空間の一つです。
ということで、
【2階リビングのメリット・デメリット】についてお話してきましたが、
結論、2階リビングにして、良かった!!
と思っています。
もちろん、土地の状況によって、
2階リビングが良い場合と、そうでない場合はあると思います。
・土地が狭い
・周りが建物に囲まれている
・日当たりが悪い
・前面道路の人通りが多い
などの条件の土地に、
これから住宅の新築をお考えの場合、
【2階リビング】という選択肢を加えてみても良いかもしれませんね。
「この土地の場合、2階リビングの方が良いのかしら?」
という具体的なご相談がありましたら、
よりご連絡ください。