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2020.11.24  / コラム

中庭のある住宅を建てたい!タイプ分けやメリット・デメリットについて解説

こんにちは。

新潟で注文住宅・デザイン住宅を新築している「ディテールホーム」です。

今回は「中庭」について、ご紹介させていただきます。

中庭のある住宅におしゃれなイメージを抱き、あこがれる人も多いです。

ただし、中庭のある住宅はメリットだけでなく注意点もあります。

そのため、中庭のある住宅の特徴について事前に確認しておいたほうが安心です。

この記事では、中庭のタイプ分けを示したうえで、メリット・デメリットや注意点について解説します。

おしゃれな中庭の事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

 

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1.中庭とは

建物の内側に設けられて壁で囲まれており、屋根がついていない外の空間を「中庭」とよびます。

中庭は建物の外にありますが、外部からは見えないよう設計されているパターンが多いです。

場合によっては、中庭を「パティオ」ともよびます。

また、母屋と離れの間に設けた庭を中庭としてとらえるケースもあります。

このタイプの中庭を設ければ、二世帯住宅の生活空間を適度に区切るために活用することも可能です。

最近ではそのインテリア性の高さに魅力を感じ、住宅に中庭を取り入れる人も増えています。

 

2.中庭がある住宅のタイプ分け

ここでは、中庭がある住宅のタイプ分けについて解説します。

 

ロの字型

中庭の周りを建物で囲んだタイプです。

住宅を上から見るとロの字型に見えます。

中庭を全方向からしっかり囲むため、外部からの目線が気にならないプライベートな空間を作れます。

ただし、住宅を建てる敷地に余裕がなければ、ロの字型の中庭を設けるのは困難です。

中庭が壁に囲まれるため、デザインによっては開放感がない印象になる可能性もあります。

また、雨水がたまるとカビやコケも生えやすいため、設計の段階から水はけについて工夫する必要があります。

 

コの字型

住宅を上から見てコの字型になるように設計し、真ん中に庭を設けるタイプです。

中庭に対して3つの面に壁を設け、ほどよく視線をさえぎります。

一部が外に面しているため、適度な開放感も確保できる点が魅力といえるでしょう。

また、建物と中庭の両方にしっかり光が入るため、明るい印象になります。

ただし、設計やデザインにもよるため、方角や建物の高さなどにも配慮する必要があります。

ロの字型の中庭に比べると、建築にかかるコストは低めです。

 

L字型

建物をL字型にし、2面の壁に中庭を隣接させたタイプです。

庭を囲んでいる壁が少ないため、開放的な雰囲気にできます。

建物の形状がそれほど特殊ではなく、他の中庭のタイプに比べて最も建物の間取りが自由になります。

ただし、中庭の様子が外部から見えやすく、周囲の視線が気になりやすいです。

中庭のデザインや配置の仕方によっては、一般的な庭とほとんど変わらない印象になる可能性もあります。

 

3.中庭がある住宅のメリット

ここでは、中庭がある住宅のメリットを解説します。

 

どの部屋にもしっかり光が入る

建物を建てる場合、すべての部屋にしっかり日の光が入るようにするのは困難です。

特に北側の部屋は昼間でも薄暗く、常に照明が必要になるケースもあります。

しかし、中庭を設ければ中庭側から採光できるため、建物全体に光を入れやすくなります。

北側にある部屋についても、南側に中庭を設ければ窓からの採光が可能です。

 

風が通りやすくなる

部屋の中庭側だけでなく反対側にも窓を開けると、窓を開けたときに風の通り道を確保できます。

特に、夏になると中庭が温められて上昇気流が発生するため、窓を開けるだけで自然な風の流れができます。

コの字型やロの字型を選べば壁も多くなり、窓の数を増やしやすいです。

窓がたくさんあれば、季節によって風向きが変化してもそれにあわせて窓の開閉ができます。

 

居住空間が広く見える

中庭は外に面している庭とは異なり、居住スペースの一部として活用できます。

中庭をプライベートな空間として利用できるため、実際の建物の面積以上に広く感じられる場合も多いです。

中庭がある住宅が広く見える理由として、窓の多さもあげられます。

中庭を通して反対側の部屋や廊下まで目線が届き、広々とした感覚をもてます。

 

プライバシーを確保できる

中庭は隣家や通行人の目線が気になりにくいため、外の空間でのびのびと過ごせます。

他人からほとんど見られないため、洗濯物も自由に干しやすいです。

また、子どもを外で遊ばせたい場合も、中庭であれば家の中のような感覚で遊ばせられます。

中庭があれば、プライバシーを確保しながら安心して過ごすことが可能です。

 

不審者の侵入を防ぎやすい

中庭に面した壁の窓を多めにすれば、外側の窓を減らしても採光や風通しに問題は生じません。

外側の窓が少なければ外部からの動線を確保しにくくなり、不審者の侵入も防止できます。

たとえば、中庭を活かして窓を配置し、外部からの動線は玄関だけにすることも可能です。

 

4.中庭がある住宅のデメリット

ここでは、中庭がある住宅のデメリットを解説します。

 

居住スペースが少ない

住宅の内側に外の空間ができるため、外部から見た印象よりも居住スペースは少なくなります。

それほど敷地に余裕がない場合は、中庭を設けて生活が不便にならないかきちんと検討したほうが安心です。

場合によっては、中庭があるせいで家の中の移動がスムーズにいかなくなる可能性もあります。

 

室温を保ちにくい

中庭のある住宅は窓をたくさん設置する場合が多いため、外気による室温への影響も出やすいです。

室内の温度を一定に保つためには、常に空調を稼働させなければならないため、光熱費も高くなりがちです。

光熱費を抑えるためには、建物を建てる際にペアガラスやトリプルガラスを採用する必要があります。

 

建築費用が高くなりやすい

住宅に中庭を設けるとなると、壁の面が増えたり建物の形が複雑になったりするため、建築費用が高くなります。

窓をたくさんつければ、その分の費用もアップします。

また、中庭に設置する屋外用照明器具や給水・排水設備の費用も考慮しなければなりません。

特にロの字型の中庭を希望する場合は費用が高めになります。

 

メンテナンスに費用や手間がかかる

住宅を建てれば、10~15年後にメンテナンスが必要になります。

形が複雑な住宅はメンテナンスの費用も高くなりやすいため、注意が必要です。

また、中庭がある住宅は窓がたくさんある場合が多く、日頃の手入れにも手間がかかります。

住宅を建てた後の将来のことまで考慮したうえで、中庭を設けるかどうか検討しましょう。

 

5.中庭のある住宅を建てるときに注意すべき点

ここでは、中庭のある住宅を建てるときに注意すべき点を解説します。

 

動線に配慮して間取りを決める

基本的に、中庭は建物の中央に配置される場合が多いです。

そのため、不便なく移動するには、部屋の配置も工夫する必要があります。

たとえば、頻繁に行き来するリビングダイニングとキッチンを近くに配置したり、動線を確保したりしましょう。

また、寝室とトイレの位置関係も考慮し、スムーズに往来できるようにしてください。

 

排水場所を確保する

中庭は住宅に囲まれているため、排水場所がなければ水がたまってしまいます。

特に、台風やゲリラ豪雨が発生すると、中庭から水があふれる恐れもあるため注意が必要です。

具体的には、住宅の外へつなげた排水管を用意する必要があります。

ゴミや落ち葉などで詰まらないよう、普段からこまめに掃除しておきましょう。

 

窓のサイズや配置を工夫する

中庭を設けても中庭側に設置する窓のサイズが小さければ、光は入りにくくなります。

中庭側にはなるべく大きい窓を設け、しっかり採光できるようにしましょう。

窓は大きさだけでなく、配置についてもしっかり計算することが大切です。

なお、大きい窓は熱を逃がしやすいというデメリットもあるため、数や設置場所を工夫する必要があります。

 

6.真似したい!中庭のあるおしゃれな住宅5選

ここでは、中庭のあるおしゃれな住宅を5つ紹介します。

中庭によりプライバシーと採風採光の両方を実現した住宅

中庭から光と風を取り込みつつ、全体をおしゃれな雰囲気でまとめています。

中庭のあるコの字型住宅|新潟市北区|O様邸

 

中庭を中心に家族がつながる住宅

中庭で親世帯と子世帯がつながっており、空間を適度に区切っています。

中庭を中心に繋がり、それぞれの暮らしを尊重する住まい|新潟市秋葉区|A様邸

 

インナーガレージと中庭を取り入れた住宅

インナーガレージと中庭を設け、使い勝手のいい空間を実現しています。

暮らしを多彩に楽しむ~irodori~|新潟市江南区|M様邸

 

坪庭のある、和と洋が調和された和モダン住宅

和モダンテイストに仕上がったリビングに隣接する和スペースから、禅の思想を感じさせるような坪庭の美しい眺めを楽しめます。

和と洋の調和とつながり|三条市|H様邸

 

敷地条件を生かして中庭を配置した住宅

燕モデルハウス

難しい条件に配慮し、中庭をはじめとするさまざまなアイデアを取り入れています。

中庭を囲む斜めの家|燕市|F様邸

 

7.まとめ

中庭がある住宅は、外の空間まで自由に使えます。

採光や風通しもよくなるため、暮らしやすい環境を作りやすいです。

ただし、注意点もあるため、プロの意見を聞きながら住宅づくりを進めることをおすすめします。

 

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