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STAFF BLOG2020.12.01 / コラム
LDK間取りとは?DKとの違いや間取りの選び方について徹底解説
こんにちは。
新潟で注文住宅・デザイン住宅を新築している「ディテールホーム」です。
今回は「LDK間取り」について、ご紹介させていただきます。
家の間取りの表記方法には特殊なルールがあり、意味がわかりにくいと感じる人も少なくないでしょう。
この記事では、自分に適した間取りを探している人に向けて、LDKの意味や間取りの選び方について解説します。
自分に適した間取りを知ることが、快適な家選びの役に立つでしょう。
1.間取りにおけるアルファベット表記の意味
2.間取りのLDKとは
3.K・DK・LDKの違い
4.部屋数ごとのLDK間取りのパターン
5.LDKの間取りが向いている人
6.DKの間取りが向いている人
7.間取りを選ぶときのポイント
8.LDK間取りの住宅3選
9.まとめ
1.間取りにおけるアルファベット表記の意味
間取りの表現では、L・D・K・S・Rという、5つのアルファベットが使われます。ここからは、アルファベット表記の意味について解説します。
L
Lは「リビングルーム」を表します。日本語では「居間」と呼ばれ、家族や友人とくつろぐ場所です。
ソファやテレビを設置し、ゆったりとした時間を過ごすために使われます。
D
Dは「ダイニングルーム」で、食事をする場所です。
ここにはダイニングテーブルなどを設置し、家族や友人と集まって食事を楽しみます。
K
Kは「キッチン」で、料理を作るための場所です。
家族が多い場合や、料理を作るのが好きな人は、キッチンに広いスペースがあると重宝します。
S
Sは「サービスルーム」です。
サービスルームとは、換気や採光などの基準を満たしておらず、部屋数にカウントされないスペースです。
主に収納スペースとして使われますが、子供部屋や書斎として活用される場合もあります。
間取りの表記では「SLDK」や「LDK+S」などと記載されます。
R
Rは「room」の略で、「1R」という表記でのみ使われます。
「1K」とよく似ていますが、両者はキッチンの配置によって使い分けます。
キッチンが部屋と一体化している場合は1R、キッチンが独立していると1Kとなります。
2.間取りのLDKとは
間取りの表記に多いLDKとは、リビング・ダイニング・キッチンの3つがまとまって、1つのスペースになった広い空間を指します。
食事を作って食べる場所と、リラックスできる場所がまとまっていると考えると、わかりやすいでしょう。
実際の間取りでは「3LDK」などと表します。先頭の数字は部屋数を指しており、3LDKであれば、LDKと別に、独立した部屋が3つあるという意味です。
3.K・DK・LDKの違い
K・DK・LDKの3つは、キッチンが併設されているスペースという意味では同じです。
しかし、部屋数と広さによって、定義が分けられています。
ここからは、K・DK・LDKの定義について解説します。
K
K・DK・LDKの3つのなかで、Kはキッチンのある空間の広さが、最も狭いケースを指します。
部屋数が1部屋の場合、キッチンの空間が4.5畳未満、部屋数2部屋以上は、キッチンが6畳未満ならKということになります。
DK
DKは、KとLDKの中間の広さです。
部屋数が1部屋なら4.5畳以上8畳未満、2部屋以上なら6畳以上10畳未満がDKです。
例えば、キッチンのある空間が5畳で、部屋数が1部屋なら間取りは1DKです。
一方、同じようにキッチンのある空間が5畳でも、部屋数が2部屋の場合の間取りは2Kとなります。
LDK
3つのなかで最も広いスペースがLDKです。
部屋数が1部屋ならキッチンが8畳以上、2部屋以上なら10畳以上の場合、LDKと表記されます。
4.部屋数ごとのLDK間取りのパターン
ここからは、部屋数ごとのLDKの間取りパターンを解説します。
1LDK
1LDKでは、リビングとは別に、寝室が1つあります。
たとえば、リビングと寝室が、間仕切りを隔てて並列に並んでいるパターンや、バルコニー側に寝室を配置するパターンなどです。
また、寝室とリビングの間に廊下があり、生活空間と寝る場所が完全に分けられているレイアウトも考えられます。
2LDK
2LDKの間取りには、2つの居室とリビングが備わっていますが、フルリビング型やハーフリビング型、ワイドスパン型など、いくつかのパターンがあります。
フルリビング型とは、バルコニー側をすべてリビングに使い、居室を玄関側に配置するレイアウトです。
リビングが広く使えて、居室のプライバシーも保ちやすいレイアウトといえるでしょう。
ハーフリビング型では、リビングと居室の1つが、バルコニー側を半分ずつ占め、もう1つの居室が玄関側に配置されています。
ワイドスパン型は、リビングと2つの居室が横並びで、すべてがバルコニーに面しているレイアウトです。
3LDK
3LDKでは、玄関側に2部屋を配列し、バルコニー側にリビングと1部屋を配置するレイアウトがあります。
また、半分をリビングが占め、あとの半分に3部屋が並ぶレイアウトのほか、バルコニー側に2部屋とリビングを配置するレイアウトもあります。
これは、2LDKのワイドスパン型に近い形です。
4LDK
4LDKは部屋数が多いため、さまざまな種類のレイアウトが考えられます。
プライバシーを重視したい場合は、玄関側に多くの部屋を配置するレイアウトが適しているでしょう。
また、家族とのコミュニケーションを大事にするなら、リビングからすべての部屋へアクセスできるレイアウトがおすすめです。
戸建ての場合、1階にリビングと1部屋、2階に3部屋といった間取りが一般的です。
その他、1階に車庫を設けて2階にリビングを配置するレイアウトなども考えられるでしょう。
5.LDKの間取りが向いている人
ここからは、LDKの間取りが向いている人の特徴を3つ、解説します。
家族が3人以上いる
子育て中などで、家族の人数が多い場合は、面積の狭いDKでは窮屈に感じるかもしれません。
家族団らんの場を設けるという意味でも、のびのびと過ごせるLDKを選ぶのがよいでしょう。
子供の成長に伴って、広いスペースが必要になる点も考慮する必要があります。
小さな子供がいる
LDKはキッチンとリビングが併設されているため、料理を作っているあいだも、リビングの様子を確認できます。
目が離せない小さな子供がいる場合、リビングで遊ぶ子供を、料理中でも見ていられるLDKが安心といえるでしょう。
広い空間が欲しい
家の中に広々としたスペースが欲しいという場合も、LDKが向いています。
DKよりもLDKのほうが広いため、開放感を重視するならLDKがおすすめです。
また、大きな空間があると、家具の配置なども自由に決められるというメリットがあります。
選べる家具の自由度が高まり、自分好みのインテリアをデザインしやすくなります。
6.DKの間取りが向いている人
ここからは、DKの間取りが向いている人の特徴を3つ、解説します。
同居する人数が少ない
DKは、LDKに比べると狭いのが難点ですが、1~2人で暮らすならDKでも十分でしょう。
少人数なら家具なども少ないため、DKのスペースを有効に活用できます。
食事の場所とくつろぐ場所を分けたい
LDKには、食事をとる場所とくつろぐ場所が併設されているため、食べ物のにおいが気になるという人もいるでしょう。
そのような場合は、食事とリラックスするためのスペースを分けられるDKが向いています。
冷暖房費を節約したい
スペースが広いほど冷暖房費はかさみます。
DKと比べると、LDKは冷暖房費が高くなるということです。
コストを抑えたいのであれば、コンパクトなDKを選ぶのが賢明です。
7.間取りを選ぶときのポイント
家の間取りによって、ライフスタイルも変わるため、自分の好みや暮らし方に適した間取りを選ぶことが大切です。
また、間取り図だけでは家の雰囲気をつかみにくいため、実際に物件を見学したうえで決めると、失敗を避けられます。
生活のなかでの動線や、家具の配置を想像しながら内覧することをおすすめします。
注文住宅を検討している場合は、担当者とよく話しあって間取りを決めましょう。
8.LDK間取りの住宅3選
ここからは、LDK間取りの住宅事例を3つ、厳選して紹介します。
L字型LDKで空間が仕切られた間取りの家
LDKをL字型に配置することで空間を効果的に仕切り、独創的な使いやすいスペースを構築しています。
開放感のあるLDK間取りの家
外光を多く取り入れるために設けた広い開口部と高い天井により、開放感があるLDKです。
2階がLDK間取りの家
明るさを最大限に取り込む2階リビングの開放感|小千谷市|W様邸
LDKを2階に配置して明かりを最大限に取り入れ、暖かみのあるリラックススペースを演出しています。
9.まとめ
LDKとDKでは広さが異なります。
どちらを選ぶかでライフスタイルも変わるため、自分に適した間取りを見極めることが大切です。
また、間取りによって、さまざまなレイアウトが考えられるため、注文住宅を建てるときは、担当者としっかり相談しながら決めるとよいでしょう。
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