スタッフブログ
STAFF BLOG2021.11.19 / 林
どれだけ知ってる?建築現場で飛び交うおもしろい用語
こんにちは。
新潟の住宅ブランド「ディテールホーム」の林です。
すっかり寒くなってきましたねー
先日、夫婦で趣味のツーリングがてらに妙高市新井のジップラインなるものにチャレンジして来ました!
標高950m地点から710m地点まで約1.5kmの距離を宙吊り状態で滑走します!
なんとも壮観な眺めでした!
ただ、正直なところもう少し早い時期なら最高だったかなぁ〜という印象でした。
紅葉は見頃を過ぎてしまっていましたね。。残念。
それでも素敵な体験でした!興味のおありの方は是非!
おもしろい建築用語をご紹介
よく「不意をつかれた」「好機を逃した」と言う表現に「束の間」なんて言葉を使うことがありますよね?
これって建築用語が起源だって知っていますか?
束(ツカ)というのは床下や小屋裏などに用いられる柱より短小な部材を指します。
その部材の短さと時間経過の短さとをかけた言葉なんですね!
うだつが上がらない…本音と建前…羽目を外す…埒(ラチ)があかない…なんて言葉も建築由来の表現ですよね
(ネカティブな表現ばかり並んでしまいましたが💦)
意外と知らずに常用されている建築用語ってあるものです!
とは言え!
建築現場で使われる用語って独特な言い回しですよね!
符丁や隠語…仲間うちだけに情報が伝わるように制限したものや
遊び心とも思えるような小粋なネーミングセンスw
よく話題になるのが「動物の名前シリーズ」!
以前、他の社員のスタッフブログにもありましたが、
●ネコ=手押し車
●ウマ=脚立や作業台
はじめはやはり戸惑いましたね!
「両手で足んねばネコに押せー」
猫の手も借りたいってヤツ?
「手押し車に乗せて運べば一度で済むよ」
と言う指示でした。
他にも、
●トラ=測量機器の一種
●アヒル=鉄筋コンクリート造の建物でサッシを固定する時に使う部材
●サル=雨戸に防犯上の施錠をするための細工
ずいぶん賑やかですw
昔の職人さんがあだ名つけ芸人の座を競って切磋琢磨したのでしょうかw
名前=愛着
なんですかね!
確かにネコにタマと名付ければ愛おしく思えて大事に使う気になれますし。
ウマにキタサン〇〇とかディープ〇〇とか名付ければ大金が舞い込むような気がして仕事に張り合いが出るのかも知れません!
…サルにジョージと名付けた時点でセキュリティの信用性がガタ落ちですね💦
建築用語にはラーメン🍜なんて言葉もありますよ!
梁と柱の接合部を一体化=剛接合とすることにより筋交や面材を省略出来、大開口を実現することの出来る構造手法です!
これはまさに、ラーメンスープの三要素!
元ダレは味の方向性、出汁は深みを!香味油はインパクトを!この三位一体となったラーメンスープは余計な具を必要としない。
単純とも思える構成の中に奥行きと絶対的な信頼を感じさせるあの名店の…
ラーメン=枠組み
というドイツ語だそうです。
今日は左官屋さんと現場でタイル割りをして来ました!
気が狂れたのではありませんw
タイルの貼り方、並べ方、納め方を検証する作業を「タイル割り」なんて呼びます。
この作業の度に思うのですが…「馬目地と芋目地」
<馬目地>
馬目地は元々、「馬踏み目地」とも言ったそうで、馬の歩法のように互い違いな様子を指しているようです!納得です。
<芋目地>
芋目地。。ずっと違和感がありました。
イモ?
互い違いに並べた方がオシャレでしょ?普通に並べたらイモくさくない?
のイモではないようです!
芋の根が規則的な様子に例えて…
今ひとつ納得に至りません。。
そもそも、馬vs芋のマッチアップは芋の圧倒的不利だと思いません??
ご安心ください!
柄のある材料は芋目地とする事で隣り合うタイル同士の紋様の流れや個性を強調する事ができ、落ち着きのある表情のタイルは馬目地とすることでリズム感や表情を加える事が出来るのです!
それっぽい事を言いましたが、芋が馬に勝つこともあるってことですね!
毎度、つたないお話で恐縮です。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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