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2023.02.09  / 古谷

店舗併用住宅のメリット・デメリットとは?

こんにちは。

新潟で注文住宅・デザイン住宅を新築している「ディテールホーム」新潟支店の古谷です。

前回のブログにて、FP1級試験に合格して報告します!と書きましたが、ちょうど1月に試験が終わり、なんと落ちました。

直前までは自信満々でしたが、凡ミスが多くやってしまいました。

正直かなりの時間を使ったので落ちたことがショックでしたが、合格をした人の投稿を見ると私よりも数回以上問題集を回している方ばかりで、結局努力が足りなかっただけだと反省しています。

ただこの試験、年3回あるので次回は5月。

理解の甘かった部分を排除して必ず受かりたいと思います。

またしばらく図書館さん、マックさん、スタバさん、宜しくお願いします。

さて昨年ですが昔からの友人の小池君が弊社で美容室併用住宅を建築してくれました。

▼建築事例はこちら

彼はお家造りを考えたばかりのころ、テナントを借りて美容室を始めるか、併用住宅にするか迷っており、税制面などどういった違いがあるかを伝えながら計画を進めていきました。

その際のアドバイスをこちらでお伝えしたいと思います。

 

店舗併用住宅にすることのメリットは?

①住宅ローンという安い金利を使って一体で購入可能。
②通勤時間0分
③建物部分とローンの利息分を経費に算入可能(店舗部分のみ)
④配偶者などが仕事を手伝ってくれる場合、青色専従者控除給与制度を使って配偶者の給与を経費とできる。
⑤光熱費や火災保険などを1本にまとめることができる。

こんな所となります。順に解説すると、

①住宅ローンという安い金利を使って一体で購入可能。

テナントで借りる場合住宅ローンは使えず、事業用ローンを使うこととなります。

事業用ローンは地銀、政策金融公庫で1.5%前後、かつ35年など長期のスパンでは借入できない所が多いです。

対して店舗併用住宅であれば1%を切る金利で35年以上の返済ができます。

②通勤時間0分

説明不要ですね。車が1台不要になる方も。

③建物部分とローンの利息分を経費に算入可能(店舗部分のみ)

店舗併用住宅として事業を始めた場合でも、店舗部分は必要経費とすることができます。

例えば3000万円(住居70%店舗30%)の場合は900万円分を減価償却し、経費算入可能です。

また、店舗部分のローンの利息分も経費算入可能です。(元金はダメ)

④配偶者などが仕事を手伝ってくれる場合、青色専従者控除給与制度を使って配偶者の給与を経費とできる。

これは併用住宅に限った話ではないですが、自宅で仕事を始める場合に配偶者が協力してくれるケースがあります。

そういった場合に配偶者に支払った給与を経費とできるのが青色専従者給与制度です。

つまり仕事を手伝ってもらった分の対価を経費とできるわけです。

⑤光熱費や火災保険などを1本にまとめることができる。

ガス、電気代などは基本料金がかかるので、テナントでお店を持つ場合は割高となりがちです。

店舗併用住宅にすることでこれを1本にすることが可能です。

 

じゃあ逆に、店舗併用住宅のデメリットは?

これは大体メリットが表裏一体となっています。

①ローンについては、そもそも店舗併用住宅で住宅ローンを出してくれる金融機関が少なく、探すのが大変です。

条件も厳しくなる場合があります。

またすでに個人事業主として仕事をされている方だと、最低でも3期分の確定申告書がないと審査不可な金融機関が多いです。

②自宅が職場となるので、オンオフの切り替えができない場合もあるかもしれません。

また、間取りによっては住居部の音が気になることもあるので、プランニングの精度も求められます。

③店舗部分はローン控除が使えません。

また途中で事業をやめることになった場合、減価償却分は廃業年で終了。

店舗スペースも使い道が無くなります。

④青色専従者として給与を出す場合は配偶者控除及び配偶者特別控除は併用できませんので、事業規模によって検討が必要です。

(もちろん専従者というほどですので、配偶者が他の仕事をしている場合には原則適用できません。)

⑤店舗併用住宅で光熱費を経費計上する場合、店舗で使った分を割り出す必要があります。

しっかりとした按分をする場合は、電気メーターやガスメーター、水道メーターを2つつける必要があり、建築費の増加につながります。

メーターを一つにする場合は事業割合を決めて家事按分をする必要があります。

小池君の場合は期待以上の立地の土地が見つかったことで、店舗併用住宅にすることになりましたが、特に①のローンが四苦八苦し、大変でした。

その後も様々な困難がありましたが、無事オープンを迎えることができ、友人として感無量でした。

弊社では店舗設計に携わってきたスタッフも多く在籍しております。

どんなビジネスでも、併用住宅をお考えの方はぜひご相談下さい。

意匠だけでなく税制面でのサポート、土地探しもさせて頂きます。

最後に小池君とYARDの写真を。

彼の人柄の良さがにじみ出た、いい美容室です。頭にかける温泉が好評です。

良かったらぜひどうぞ。

YARDのホットペッパービューティーはこちら

 

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