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STAFF BLOG2023.03.28 / 増沢
柱や梁に使われる集成材とは?
こんにちは。
新潟で注文住宅・デザイン住宅を新築している「ディテールホーム」県央支店の増沢です。
進化してます。世界も建築も
みなさん使ってますか?「Chat-GPT」
MicrosoftがBingに搭載発表してから一気に有名になりましたね。
それ以来GoogleのBardも発表がありAI市場が賑やかです。
すごく便利で私は色々使っております。Google検索を使う頻度が減ったかもです。
使っている方は分ると思いますが返答しづらい質問だと「…」の点滅が長くAIも考えてるのがわかり、なんだか愛らしいです。
しかし夏休みの読書感想文を自分で書く子供は居なくなるのでは無いでしょうか。
それはそれで時代の流れだと思うので文章を考える学習はまた別の学習の仕方を考え、教える側も進化して行かないとですね。
世界に遅れないようにアンテナを張っていかないと!と気を引き締めていきたいです。
建築の世界でも日々進化があります。
柱や梁に使われる集成材とは?
いまさら感がありますが、柱や梁に使われる集成材についてご説明させていただきます。
(一昔前は集成材は無く、無垢材の機械等級なんてものもありませんでした。)
集成材とは、複数の木材を接着剤で接合し、一定の寸法に切断した木材です。
集成材は、単一の木材よりも強度が高く、剛性があり、曲げやねじりに強いという利点があります。
また、形状を自由に変えることができるため、様々な用途に使われています。
集成材の種類
日本では、主に以下のような種類の集成材が使われています。
・繊維板集成材(LDF、MDF、HDF):木材の繊維を分解して再構成し、接着剤で圧縮成型したもの。家具や建具、内装材に使われます。
・木質セメントボード集成材:木質繊維をセメントで固めたもの。防火性や耐水性が高く、外壁材や内装材、床材などに使われます。
また日本では、集成材の基準はJIS(日本工業規格)によって定められています。
JISによる構造用集成木材の規格は、「JIS A 5908 構造用集成材」です。
JIS(日本工業規格)で定められている項目
この規格では、以下のような項目が定められています。
・形状:標準的な寸法や厚さ、幅、長さ、形状の公差などが規定されています。
・物性:機械的強度、剛性、曲げ強度、引張強度、割れ、変形などの物性基準が規定されています。
・製造方法:製造方法に関する規定があり、製造工程において接着剤の塗布方法や圧着条件などが定められています。
・製品表示:製品に関する表示や検査、認定の基準が規定されています。
このように、JISによる構造用集成木材の規格は、材料や形状、物性などに関する細かい規定が定められています。
構造用集成木材に関する物性基準
JIS A 5908において、構造用集成木材に関する物性基準が以下のように定められています。
・剛性:構造用集成木材は、建築物の耐震性にも関わってくるため、十分な剛性を持つ必要があります。JIS A 5908では、構造用集成木材の曲げ剛性と剪断剛性の基準が規定されています。
・曲げ強度:構造用集成木材は、建築物の梁や床材など、曲げ応力がかかる部材として使用されるため、十分な曲げ強度を持つ必要があります。JIS A 5908では、構造用集成木材の曲げ強度基準が定められています。
・引張強度:構造用集成木材は、建築物の柱など、引張応力がかかる部材として使用されることもあります。JIS A 5908では、構造用集成木材の引張強度基準が定められています。
・割れ:構造用集成木材は、木材の接着剤で接合されているため、接着不良や強度不足が生じることがあります。割れの基準は、そのような問題を検査するものであり、JIS A 5908では、構造用集成木材の割れ基準が定められています。
・変形:構造用集成木材は、荷重に対して変形しないことが求められます。JIS A 5908では、構造用集成木材の変形基準が定められており、荷重に対して過度な変形を起こさないようにするための基準が設けられています。
木材だけで無くコンクリート、鉄筋、板金、塗装などあらゆるものに規格が定められています。
現在では家が一棟出来る為には凄まじいハードルがあります。
しかも日々進歩しています。
進歩に遅れないように日々勉強していきたいと思います。
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