アフターメンテナンス
AFTER MAINTENANCE2018.10.01
クロス(壁紙)のお手入れ方法
壁紙が仕上がった時の美しさを長く保つためには日常のお手入れが大切です。
そこで、ここでは壁紙のお手入れ方法についてご紹介します。
まずここがポイント
1、壁紙の素材をチェック!
ビニル・織物など素材を確認ましょう。
2、汚れの原因をチェック!
手垢や食べ物のシミなど汚れの原因をチェックしましょう
3、汚れにあわせたお手入れを行う!
汚れにあわせて適切なものを使用してお手入れしましょう
一般的なビニルクロスのお手入れでは、飲食物等の汚れがついた場合は、布を水にひたして固く絞り軽く叩き汚れを吸い取るように拭き取って下さい。
汚れが落ちにくい時は家庭用中性洗剤を使うと汚れが落ちやすくなります。
拭き取り時にクロスの継ぎ目に水が入ると剥がれの原因になるので注意してください。
洗剤でふき取ったあとは、きれいな水で表面の洗剤をしっかり取り除き乾拭きして完了になります。
強く擦ると表面にキズ付く事があるので注意してください。強い洗剤を使用すると変色、表面破損の原因になります。
それぞれの素材・汚れの原因に合わせたお手入れ方法を詳しくお伝えます。
ビニル壁紙
・ジュースや調味料等の汚れがついたら水か中性洗剤を薄めた布で拭き取り、仕上げは乾布で拭き取ってください。
・壁紙表面に凹凸がある場合、軽く歯ブラシなどを使って汚れを除いてください。
・シンナーなどの溶剤は壁紙を傷めますので避けてください。
・ジョイント部分に汚れた液や洗剤が染み込むと取れなくなり、剥がれの原因にもなりますからご注意ください。
オレフィン壁紙
・ビニル壁紙と同様のお手入れでOKです。
・ただし、オレフィン樹脂の特性上、塩ビ製品と長時間接するような場合、壁紙表面が変質することがあるので、少し隙間をとるなどの配慮が必要です。
紙壁紙
・表面にコーティング加工がされているものはビニル壁紙と同様ですが、基本的には水拭きは避けてください。
・手あかなどの汚れは消しゴムでこすりとるように落とします。ただし強くこすりすぎないように注意して下さい。
織物壁紙
・織物壁紙には水分は厳禁です。部分的な汚れは、食パンの中身のしっとりした部分で丁寧にこすり落とします。
・簡単な方法として消しゴムでこするやり方もありますが、高級品では光沢を消してしまうこともあるので取り扱いに気をつけてください。
・どちらの方法による場合でも、まず小さくて目立たない部分でテストしてから行ってください。
珪藻土壁紙
・かるい液体汚れが付着した場合は、中性洗剤を水で薄めて頂き、スポンジ等で軽く叩いた後、乾いた布で拭き取るとある程度は、除去できます。
・ただし、表面の粒子(骨材)に染み込んでしまうと除去するのが困難です。
・ホコリなどの汚れが付着した場合は、乾いたスポンジ等で叩きながら、吸い出すようにして除去します。
・または、やわらかい毛足のようなもので掃き出したり、掃除機等のブラシで叩きながら吸い出すようにすると、ある程度は除去できます。
使用上の注意
★日常のお手入れに加え、下記の点にも注意してください★
◆タバコの煙、台所の油煙
タバコの煙や台所からの油煙は、壁紙を短時間で黄変させ頑固な汚れとなります。室内の換気を心掛けてください。
◆粘着テープを貼らない
テープの粘着剤が壁紙に移行し、変色や汚れの原因となったり粘着テープを剥がす時に壁紙を破損する恐れがあります。
◆直射日光からの保護
壁紙は直射日光があたる場所では変退色する恐れがあります。カーテンやブラインド等での日除けを心掛けてください。
◆換気・除湿を行う
結露は、壁紙のシミ・カビ・剥がれの原因となります。
結露を防ぐには換気回数を多くしてください。除湿機を活用することも有効です。
お掃除の際にひび割れや隙間が気になった際は、以下のメンテナンス情報もご覧ください。