仕様・構造・断熱
SPEC耐震・制震
地震の揺れに耐える「耐震」と、揺れを抑えて住宅へのダメージを軽減する「制震」。ふたつの備えで、お客様の家を守ります。
耐震等級3
cattleya lotus wisteria hydrangea
耐震等級1が数百年に一度発生する地震でも倒壊しない程度のレベルで、耐震等級2は等級1の1.25倍の耐震性を、耐震等級3は等級1の1.5倍の耐震性を持つことを示します。ディテールホームでは最高等級となる耐震等級3を標準化しています。
※間取り等によって等級3に満たない場合があります。
耐力面材「タイガーEXハイパー」
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ディテールホームでは、土台・柱・横架材を構造用パネルで一体化する耐震工法を採用。構造用耐力面材「タイガーEXハイパー」が地震の揺れによる力の流れを一部に集中することなく分散し、耐震性を高めながら安定した強度を保ちます。
壁面全体で横からの力に耐える
木造住宅は真上からの重さには柱で支えることができますが、地震の横揺れなどの横からの力には非常に弱いです。これらに抵抗する力をもつ耐力面材が壁面全体で地震力・風圧力を受け止め、バランスよく分散し、軸組への力の集中を緩和します。
透湿性能に最も優れた耐力面材
タイガーEXハイパーの湿気の通しやすさは、木質系耐力面材の約12倍。壁内部に発生する結露は、土台や柱、壁などを腐食させる原因となります。耐力面材の湿気の通しやすさは建物の耐久性を保つ重要なポイントとなります。
制震ダンパー「MIRAIE(ミライエ)」
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住友ゴムの住宅用制震ダンパーMIRAIEは、住まいの持つ耐震性を損なうことなく、地震の揺れを吸収・低減するので、住まいの損傷を軽減し、補修発生リスクを下げることができます。
熊本地震でも半壊・全壊ゼロの実績
震度7を2度観測した熊本地震でも、MIRAIEを導入した建物の半壊・全壊はゼロでした。熊本地震以降も半壊・全壊ゼロの実績は全国で広がっています。
揺れ幅を最大95%低減する制震性能
熊本地震では、前震(震度7)の2日後、本震(震度7)が発生し、繰り返す地震によって倒壊を招いたケースも少なくありません。MIRAIEの制震技術は、繰り返す地震にこそ効果を発揮。いま、耐震だけではなく「+制震」という考えが広がっています。
歴史的建造物への採用
100年以上の歴史を持つ住友ゴム(ダンロップ)の実績と最新技術から生まれたMIRAIE。MIRAIEと同じ高減衰ゴムを用いた制震ダンパーが歴史的建造物にも採用されています。
90年間メンテナンスフリー
MIRAIEは、一度取り付ければ部品交換や点検などメンテナンスが不要。効果は90年持続するので、定期的なメンテナンス費用が発生しません。
耐震構法SE構法
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強度が高く品質の安定した構造用集成材を柱・梁に使用。その柱と梁を専用のSE金物で剛接合したラーメン構造がSE構法です。地震に強い安心感とデザイン性の両方を追求することができます。
東日本大震災でも倒壊ゼロ
SE構法の最大の特徴は、大地震や台風に耐える強靭さ。「中越地震」や「東日本大震災」「熊本地震」において、SE構法で建てられた住宅はどの地震においても1棟も壊れませんでした。
最大9mのスパンを飛ばせる
SE構法は一般的な在来工法では不可能と言われる最大9mのスパンを飛ばすことが可能です。よって「30帖を超えるLDK」や「その階全てが仕切りのないワンルーム空間」のような「開放的な大空間」が実現可能となります。
数値に裏付けられた構造計算
法規上2階建て木造住宅は構造計算が必須とされていないため、その多くが簡易的な構造計算(壁量計算)に留まっている中、SE構法では鉄骨造や鉄筋コンクリート造と同様に、数値に裏付けられた構造計算:許容応力度等計算(ルート2)を行っています。